令和の
文化財保存事業
この度、快慶仏師作の渡海文殊群像の免震工事及び本堂耐震工事を行います。奈良県には危険度の高い活断層があり、当山が位置する桜井市も含まれている奈良盆地東縁断層帯で地震が発生した場合は震度7の揺れが想定されています。また30年以内の発生確率が70%〜80%ともいわれている南海トラフ地震においても奈良県は震度6強の揺れが想定されています。
当山の文殊菩薩像は獅子に乗る姿ですが、文殊菩薩と獅子は結合するホゾがなく固定されておりません。その為、地震の際に獅子から文殊菩薩が落ちる危険性もあり、渡海文殊群像の下に免震装置を設置することとなりました。また併せて江戸時代に建てられた本堂の耐震工事や境内整備を行います。
改修事業について
- 総事業費
- 二億五千万円
- 事業概要
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- 1. 国宝渡海文殊群像免震化工事一億円
- 2. 本堂(江戸時代)耐震工事七千万円
- 3. 防災用道路及び境内整備工事八千万円
- 工事期間
- 2024年~2026年
ご寄進(寄付金)のお願い
当山は創建より約1300年一貫して祈祷寺であり、ご参拝の方のご寄進により護られてきました。
国の財産でもある文殊菩薩を未来へ残す大切な事業ですので、何卒ご支援を賜りますようお願い申し上げます。
- 受付場所
- 本堂受付 又は 下記各ボタンより
- 寄付金について
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一万円
五万円
十万円
二百万円以上
工程表
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01
現状
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02
工事期間
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03
獅子から降りた
文殊菩薩
限定公開 -
04
工事完了
2024年~2026年
※日程が急遽変更となる場合や、下記日程以外でも工事を行っている場合があります。
2024年5月27日~2024年5月30日:本堂内資材搬入口工事
2024年6月10日:脇侍移動
2024年6月12日:文殊菩薩光背・宝冠・持物取り外し
2024年6月12日~2024年6月14日:文殊菩薩移動 (※養生のため文殊菩薩のお姿は白布で覆われます)
2024年6月21日:獅子移動
2024年6月24日:脇侍移動
2024年6月27日:文殊菩薩光背・宝冠・持物取り付け
※工事期間中も拝観・祈祷ができるようにしております。
※参拝中に大きな音がするなど、工事の内容によっては通常と異なる参拝や祈祷となります。
※工事期間中にご来山される方は、あらかじめ了承の上ご参拝くださいますようお願い申し上げます。
「過去の工事」
2024年2月20日〜22日 本堂内舞台設置工事。
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当山は創建より約1300年一貫して祈祷寺であり、ご参拝の方のご寄進により護られてきました。
国の財産でもある文殊菩薩を未来へ残す大切な事業ですので、何卒ご支援を賜りますようお願い申し上げます。