四季の花・ライブカメラ
「安倍文殊院を彩る花たち」
桜
春、境内は桜の海になる。
境内は桜の花が咲き乱れ、その場に立つ人は桜の海に呑み込まれたかのような錯覚に落ち入ります。
500本にも及ぶ染井吉野の桜は、巨大な下馬石が出迎える表山門の参道から本堂、更には金閣浮御堂の建つ文殊池へ、そして晴明堂が建つ展望台へと続き、その風景はまさに絶景です。
平成二十二年、本堂前に記念すべき1本の樹齢30年のしだれ桜が奉納植樹されました。その名は『仲麻呂望郷しだれ桜』と名付けられました。同じ年の春に当山出生の安倍仲麻呂公を偲んで、「天の原振りさけみれば春日なる三笠の山に出でし月かも」の望郷詩碑が建立され、これを記念してこのしだれ桜が植樹されたのです。既に毎年見事な花を咲かせています。
ツツジとサツキ
4月下旬から5月中旬にかけて、文殊池の周囲をつつじの美しい花が咲き乱れます。池の水面が真っ赤に映るさまは、私たちの心を和ませてくれます。
秋のコスモス迷路
秋には従来のコスモスの品種に加え、様々な種類のコスモスからなるコスモス迷路を楽しむことが出来ます。池の前の花壇にもコスモスが植えられ境内は様々な色で彩られます。例年は毎年9月中旬から10月下旬頃まで楽しめますので、ぜひ御来山下さい。
紅葉
当山の晩秋は桜の紅葉を主体に境内が埋め尽くされます。その中で金閣浮御堂を背景にもみじ紅葉が彩りを添え、古都の落ち着いた風情を漂わせます。
ジャンボ干支花絵
当山では毎年新春を迎えるに当たり、参拝者の幸多き事を祈念して、当山の僧侶をはじめ職員一同の手作りによって毎年境内広場に、パンジー約8,000株で植え込まれたその年の干支の十二支を描いた花絵が完成致します。この花絵は縦20㍍横25㍍の広場に描かれており、「安倍晴明公」が天文観測をした展望台からご覧頂けます。例年は毎年11月から翌年4月下旬頃まで楽しめますので、ぜひ御来山下さい。